(4) コナラ (4) コナラ


(解説)ブナ科。日当たりのよい山地や丘陵に見られる落葉高木。薪炭材やシイタケの栽培材として広く植林され、クヌギと並び雑木林の主役である。4~5月に花が咲き、秋にだ円形の果実 (ドングリ)をつける。


  一月の雑木林は、木々がすっかり葉を落とし林の奥まで日が差し込んでいる。
 林床に積もった落ち葉をかき分けてみると、赤や黄色に彩られた子葉が二つに割れ、まるで手を大きく広げたかのような形をしたコナラの芽生えが、ここにも、あそこにもといくつもある。
  秋に枝を離れて地上に落ちたドングリがまずは地中深くに根を下ろし、次に双葉を開き、今度は広い空間へ広がろうとしているのだ。
「一年の計は元旦にあり」とは、我々人間社会の格言だが、ドングリの芽生えは、コナラにとって、まさに人生のスタートなのである。