(17) ウラジロシジミ (17) ウラジロシジミ


(解説)シジミチョウの一種で年2~3回発生。6〜10月に見られ、成虫で越冬する。幼虫は、クズやフジなどマメ科の植物のつぼみや花、新芽などを食べる。  雄は羽の表が赤く、雌は白い。成虫は飛ぶ力が強く、動物のふんや人の汗を吸汁する。


 林の中道を歩いていると、突然ほおに触れるものがあった。一歩行き過ぎて振り返って見ると、頭上の枝からつるが下がり、その先に枯れ葉がまとまって手まりほどのくす玉ができている。
「じゃまだな」と手で引き降ろそうとした時、「あっ」と声を出してしまった。くす玉の中に、羽の裏が銀色のウラギンシジミが止まっていたのである。その日は曇天で気温が低く、アンテナを羽の間に入れて寒さに耐えていたのだ。
 風に揺れる枯れ葉のくす玉は、ウラギンシジミにとって寒さをしのぐ宿だったのである。