(13) トノサマバッタ (13) トノサマバッタ


(解説)日本で最も大型になるバッタで、メスは6.5センチにもなる。体色は、緑色から褐色までいろいろな色調があり、黒っぼいものまでいる。  跳ねる力、飛ぶ力が強く、近づくと20~30メートルを軽く飛んでは地面におりる。地面や草に体色が溶けこんで見つけにくい。ときには群れをつくり、長距離移動を行い農作吻に大きな被害を及ぼすことがある。7~11月に見られ、イネ科カヤツリグサなどを食べて成長する。


「見た目で選んでなぜ悪い」というコマーシヤルが目に飛び込んでくる。似前は「外見より中身」と考えられていたのだが。ところで、昆虫の世界では相手をどのようにして決めているのであろうか。
 トノサマバッタのオスに小石を投げた上ころ、逃げるどころか近づいて釆るのを見てバッタ釣りを考えた人がいる。竹ざおの先に糸を付け、糸の先にメスに似せたおとりを付けてバッタの前に落とす。メスなら知らん顔をするが、オスならおとりの方を向く。そこで、地面をゆっくりと引きずる。やがて、おとりにしがみつき動かなくなったところを引き寄せて捕まえるのだ。
 ところで、メスに似せたおとりだが、始めは木のバッタを色付けしたもの、次に木片に緑色を塗ったものなどいろいろ試したところ、意外にもバッタ大の模型用角材を黒塗りしたおとりが一番よく釣れたのである。
 トノサマバッタのオスも、相手を見た目で決めるばかりか、それも模式化した外見で選んでいたのである。