(11) セミの抜け殻 (11) セミの抜け殻


(解説)日本に生息するセミは32種類。夏の伊勢原には、ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、クマゼミの6種類が生息している。


 幼き日の夏の思い出はいくつもあるが、中でも、セミ捕りをした日々のことは、忘れることはできない。それだけセミは身近なものであったし、セミが好んで住む木々の緑も豊かにあったということであろう。
 それでは、今日の伊勢原には、どんなセミが、どのように生息しているのであろうか。
 この夏は、自宅の庭や近所の林などで、セミの抜け殻探しをしてみてはどうだろうか。成虫を捕らなくても、抜け殻を集めてみれば、セミの種類、雌雄、生息の様子を知ることができるからだ。
 市総合運動公園で見つけたセミの抜け殻は、一本の枝に二個並んで残されていた。色や大きさだけでは同じ種類のセミにしか見えないが、頭の先にあるアンテナの違いを見ると、ミンミンゼミとアブラゼミであることが分かる。
 この夏、市のグリーン・インストラクターは、セミの抜け殻集めをしている。セミが羽化するときに脱ぎ残していった抜け殻が、私たちに緑の環境について語ってくれると思えるからである。