(1) アキアカネ   (1) アキアカネ  


(解説)十月の空を軽快に飛ぶ真っ赤なトンボがアキアカネと思われますが、それはなぜかナツアカネ。 当のアキアカネは頭と胸が燈(だいだい)色で尻尾に見える腹部だけが赤い。


 ふだん何気なく見過ごしている道端に咲く草花や虫にも様々なドラマがあります。
 九月一日号で紹介した「ふれあいやすらぎマイパーク」に代わり、今回から毎月十五日号に「森のこよみ」と称して、四季折々に市内で見られる小さな仲間たちの生命の営みを紹介します。
 十月の空を軽快に飛ぶ真っ赤なトンボがアキアカネと思われますが、それはなぜかナツアカネ。
 当のアキアカネは頭と胸が燈(だいだい)色で尻尾に見える腹部だけが赤い。
 トンボの目は複眼で、それが顔をぐるりと取り巻く。上首が回転し、四方入方あらゆる角度から空間を眺め、空を横切る小さな虫の動きもキャッチする。
 それに比べ人間の視野は狭い。トンボの目玉を見つめていると、「せめて心の視野はもっと広く」と語りかけているようだ。